ライフサイクルコスト(LCC)
▼
こんにちは。
タイトルにもあるライフサイクルコスト(LCC)って、耳にされたことありますか?
画像にもある通り
LCCとは、建物にかかる生涯での費用のことです。
具体的には ・新築するときの建築費用 ・冷暖房などの光熱費 ・途中のメンテナンスやリフォーム費用
そして、建替えしないといけなくなった場合の ・解体費用や再建築費用 などが挙げられます。
▼
みなさまは家を建てられるときに、新築費用だけでなく、それ以外の見えないコスト(将来発生するコスト)
を考慮されていらっしゃいますか?
建てるときに安い!はすごい正義に思えますが、建築費は全体で見たときに氷山の一角に過ぎません。
▼
例えば、家の屋根材ひとつとっても、
・瓦 ・ガルバリウム鋼板 ・カラーベスト(スレート) ・アスファルトシングル など
それぞれに ・価格 ・耐久性 ・軽さ ・デザイン性 ・耐風性 ・防音性 ・断熱性 などの特徴があります。
価格が高いものが良い、価格が安いから悪い、という単純なものではなく、それぞれの特徴(メリット・デメリット)と
どのくらい年数が経過したら、どういったメンテナンスが必要となりそうか?
ということも考慮して、選んでいった方が良くないですか というお話です。
▼
建築費が安い=LCCも安い とは限らず、
むしろ、建築費を極端に安く抑えて建築すると、LCCがかさみ、トータル的には高くつくケースが多いように思えます。
ただもちろん、建築費が高いから=長持ちとも限りませんし、モノがいいとも限りません。
大切なのは、家づくりを計画する際に、
目の前の建築コストだけで判断せずに、将来も見据えたトータルライフサイクルコストを考慮しつつ、
建築会社や工法、使う材料などを選んでいくことだと思います。
ご参考になれば幸いです。
開原 大詞