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病院・クスリに頼らない健康長寿の秘訣『ピンピンコロリの新常識』

家の中を暖かくするのがいちばんの近道

予防医学を研究されている星先生を一昨年と昨年福山にお招きし、健康長寿の秘訣についての講習会や勉強会をしていただきました。星先生の新刊「ピンピンコロリの新常識」は、「大いに笑う」「お金の計算をする」「公民館に行く」など人生を謳歌するための要素がたくさん詰まった内容になっています。その中に「寒暖差の少ない住まい」が重要なポイントとして記述されています。

ピンピンコロリの新常識

日本は世界有数の長寿国ですが、諸国に比べて要介護で生活している期間が長いとWHOにより報告されています。つまり、寝たきりのまま亡くなるネンネンコロリ(NNK)が多いのが特徴です。長寿自体は喜ばしいことですが、ただ長生きするだけでなく、多くの方が望むのは亡くなる直前まで元気に活動するピンピンコロリ(PPK)の人生であり、不幸にして長期の寝たきりになって亡くなるネンネンコロリ(NNK)ではないでしょう。寝たきりの長寿ではなく、できるだけ元気で活動し続けられる健康長寿を実現する上で見直さなくてはならないのは「暮らしの場」であると星先生は言います。寒い家で命を落とす人は交通事故の約4倍。寒さは健康の大敵であり、身体を冷やさないためには暖かい家に住むことが重要です。実際、星先生たちの行った調査によると、家のなかを暖かくすると、脳血管障害や心疾患、糖尿病やアトピー性皮膚炎などの病気が減ることや健康で長生きになることや、冬場の脱衣所の室温が2℃高くなると、健康長寿が4歳延びることが確認されているようです。