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木の弱いところ

さて今日は前回のつづき。

今回は木造住宅の構造上の弱点のお話。

木造の弱点、前回の調湿性と表裏一体になりますが、湿気の影響を受けやすいことです。

これにより木が膨張・収縮したり、また水分を含んでしまうことで腐食に繋がってしまいます。

腐食は木を弱体化させ、さらにシロアリ被害へと発展してしまいます。

膨張・収縮は断熱材と木(柱)の間に、亀裂が入ることで“気密切れ”が起きてしまいます。

これらが原因で悪の親玉“結露”が発生し、カビ・腐食など家が長くもたなくなる事に繋がり、もっと言うと家が完成したときの

性能(快適性)が3年後、5年後、年数が経過していくとどんどん劣化していくんですね。

「ファースの家」はこの木の弱点を理解し、木も家も住む人も長く健康であるための対策がされています。

完成時ではなく、お客様が家に住み始めたときをスタートと考え、その後数十年、100年先まで考えた家づくり。

“結露”の話は、また別で時間があるときにでもしようと思います。

                                                         開原 大詞