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建てようとしている家は70年先まで住める家ですか?

近年、家電の性能がよくなり、省エネタイプのエアコンも多く、使用される方の負担も少ないためつけっぱなしにされている方も多いと思います。しかし、ファースの家のような結露が乾く性能、空気循環できる家でなければ、つけっぱなしは結露を招く恐れがあり、結露は柱や土台の木材を腐敗させ、同時にカビやダニによりアレルギー疾患などの健康被害も発生させてしまうという問題点があります。一般のご家庭では、気温や湿度によりエアコンのつけっぱなしが、内部結露を助長することもあります。例えば、気温30℃で湿度50%の時の露点温度(結露が発生する温度)が18.4℃ですが、同じ気温で湿度90%では、露点温度が28.2℃となります。つまり26℃以下の部分に結露が発生する可能性があります。グラスウール断熱材の場合、結露の水分による重さによって壁の中でズレ落ちてしまい、室内側で暖めた(冷やした)熱が壁面から逃げてしまうことになります。ズレ落ちた断熱材はそのまま水分を含み続けるため、換気や通風などで乾燥しない限り、常に水分を含み、木材や壁などを腐らせ、カビが発生、住宅の寿命を縮める原因となります。木造住宅の耐久性に、結露は致命的です。

高気密・高断熱、省エネという謳い文句に踊らされ、消費者が夢のマイホームだと信じて建てた住まいが、結露により腐食してしまったという事実があるということ知らされず、気づかず、壁の中に結露やカビがでていてもわからないような家に住んでいる人が多いという現状が、今の住宅の真実です。家は、建てるためでなく、住むことを考えて選ばなければ、家も身体も壊れてしまいます。目に見えるところはリフォームできますが、建ててから目に見えない壁の中は、あとからの取り替えは非常に難しくなります。高額な買い物を住宅ローンなどを使って、むこう数十年間をかけてローンを返済していくわけです。人生100年時代です。これから新築をお考えの方にお伝えしたいのは、「70年先まで住める家」ですか?ということです。長期間、性能を維持したまま暮らせる家づくりを行うには、「住宅に対する知識を得ることや疑問を持つこと」が大切です。